古代ギリシャの文化!「宝飾芸術」その3
宝石類はインタリオをふうろう施した円筒や指輪のシール(封蝋)などに見られる程度で、ほとんど使われていません。
ジュエリーに必要な色彩は、彼らの発明とされる七宝を主に使ったようです。
また、周辺民族との関わりを示すのが、動物文(神聖動物であった牛が多い)や動物闘争文などの使用と、クレタ島のヘラクリオン美術館にある蜂のペンダントに見られるような粒金技術の多用。
このあたりは、古代ギリシャが西欧よりも中近東諸国とのつながりが密接であったことの証拠でしょうか。
これから先、古典期からヘレニズム期を経てローマの属州になっても、ギリシャ人は周りの国々をも含めた諸国の金銀細工師として働くという素地が、すでにこの時期に生まれていると言えます。